支払いの痛みとは
お金を使いすぎてしまう
商品を買う時、何で支払うのが妥当なのでしょうか。昔は現金のみで支払うことが普通でした。しかし、現在はカードやスマホの普及により様々な支払い形式があります。
先に結論として筆者の現在の支払い方法は、クレジットカードとデビットカードがおすすめです。
今まではクレジット一本で支払うよう努力してきました。なぜならポイント還元を利用できるという美味しいメリットがあるからです。現金には無い旨みです。
しかしながら、ポイントを重視するあまり自分にとって必要のない商品まで購入してしまうことが多かったのです。
ポイントを貯めるために無駄な商品を消費するのは本末転倒ではと感じていました。還元率100%という数字をみて驚かないでください。その方法は消費しないということなのですから。
支払い方法には「痛み」がある
支払いには払い方によって痛みの感じ方が違うという話がります。痛みとは商品とお金を交換する際に感じる抵抗感です。
例えば5万円する商品を現金で払うのとカードで支払う時の感情は異なってきます。現金の場合は持っているお金の実感があり限りがあるため商品と交換する際に残額が簡単に把握できます。そのため、「このくらい減るのか」計算するより感覚でわかります。
一方、クレジットカードなどのカード系はカードを読み込むだけで終わってしまいます。計算するまでも無く、モニタ上の数値が減るため感覚的に減ったという実感が持てません。つまり痛みをそれほど感じないということになります。
痛みを感じないと消費行動が大きくなる
商品を購入する際に痛みを感じないということは、購入する金額が大きくても抵抗をあまり感じないというこのなので欲しいもの以外のものも購入してしまうのです。
支払いの痛みランキング
1位 現金
手持ちにあるお金が全てなので使用すると残高が一目でわかる。
2位 デビットカード
銀行残高がリアルタイムで反映されるため、ダイレクトに減ったという認識が持てる。ただ、銀行の残高を把握していないと意味がない。
3位 クレジットカード
後払いとなるので現在の銀行残高を確認しても減ったという認識が持てない。いつの間にか高額な金額を請求されることがある。
4位 モバイル決済
クレジットカード同様に後払いとなるため認識が持ちづらい。また、スマホなどのモニタ上の数値が変わるだけなので払った実感はあまり無い。
使い分けが必要
では結局のところ全て現金で済ましてしまえば良いというかというと、それも現実的では無いでしょう。今の環境では現金を使わないことが多くお店でも対応していなところも出てきています。
筆者の利用状況は痛みをある程度感じることができるデビットカードを普段使用しています。銀行の残高を定期的に確認をする必要がありますが、家計簿をつけているので手間に感じることはありませんでした。
また、水道光熱費などの固定費はクレジットカードを利用しています。固定費なので使いすぎになることもなくポイントが付くのでおすすめです。
いかがでしたでしょうか、支払いの方法で購買意欲が変化するのは面白いなと感じませんか。皆さんの支払い方法もこの際に見直してみてはいかがでしょうか。
引用元
支払い手段によって支払いの痛みは異なるか?
http://www.yu-cho-f.jp/wp-content/uploads/2018winter_articles07.pdf